吉野翔太
補完を用いた建築
多義的な認識のできる公民館
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本修士設計は、補完が作り出す仮想的な情報に着目し、場所によって異なる認識をさせることで、多義的な意味のある建築空間の作成を目的とするものである。補完により認識を重ねることのできる空間を、どの機能でも可もなく不可もなく使える空間で作られてしまっている公民館に応用し、様々な空間認識を重ねることで、大きな音楽ホールとして使えたり、小さな音楽室としても使える多義的に利用できる公民館を作成した。時間や世代、見え方などによって認識が変化すると空間も変化する多義的な空間体験を可能とした。