東海大学大学院 工学研究科 建築学専攻 吉松秀樹研究室 [ 建築デザイン・都市デザイン]

デザイン研究で都市や建築の新たな視座・認識を見いだす

設計のプロセスを論理的に把握し、設計者にとって興味のある概念(コンセプトやモチベーション)を考える作業を「デザイン研究」と名付け、そのアイデアを卒業設計そして修士論文/設計へとつなげる活動をおこなっています。

この活動は、いわば設計と研究の中間のような作業であり、その根底に「記述(ノーテーション)」という概念が置かれています。

 

Design Research から卒業設計へ

デザイン研究は、主に東京をそのサーベイ対象とし、解像度・密度・余白・断片化などの指標により都市を記述していくものです。

 各々が見つけた視点は卒業設計へ結びつけられ、過去9年間で、Archiprix国際卒制コンクールで大賞2/入賞3、JIA神奈川卒制コンクールで金賞4/銀賞2/銅賞2/特別賞2/奨励賞4/審査員賞1などの成果をあげています。

Tokyo Design Researchから修士論文・修士設計へ

大学院では、これまでのデザイン研究をTokyo Design Researchとして編集し、そこで見いだされた指標を修士論文や修士設計としてまとめる作業をおこなっています。

私たちは都市を低解像度で認識しているのではないかとする問題意識からスタートした「解像度を指標とする研究」は、多重解像度画像による都市の記述やそれを用いた研究・設計手法の開発などへと発展しつつあります。