デザインリサーチとは?

建築や都市をデザインするために必要なモチベーションを研究することを、デザイン研究と呼んでいる。

研究論文にはならないけれど、考えなくてはならないことを見つけ、それを出来る限り詰めていく。

それはアイデアを論理的につめていく訓練であるのかもしれない。

 

「感覚だけでは建築はできない」し、「理屈だけでは建築にならない」 

 

だから、大学院でその両方を手に入れて欲しいと思う。

海外都市デザインサーベイ

2004年から大学院生と海外都市デザインサーベイを行っている。

 

予算の関係から、3〜6日間程度の短い旅行であるが、出来るだけ1つの都市に留まって街をサーベイし、東京で行ったTDRとの違いを実感してもらうプログラムである。

この海外での経験を修士設計につなげる例も増えてきているように思う。

 

2010年

客家土楼デザインサーベイ

(中国・厦門市旧市街と永定市周辺の客家土楼集落の町並み調査)

2009年

北京デザインサーベイ

(中国・北京市墻根街・紅浅胡同・戸国街の胡同と郊外川底下村・霊村集落の町並み調査)

2008年

香港デザインサーベイ

(中国・香港市深水・九龍城地区の中層都市型集合住宅と大嶼山大澳地区の集落サーベイ調査)

2007年

八重山諸島デザインサーベイ

(沖縄県波照間島・竹富島集落の文化的景観町並み調査)

2006年

ハノイデザインサーベイ

(ベトナム・ハノイ市36通り地区と郊外集落の町並み調査)

2005年

シアトルデザインサーベイ

(アメリカ・シアトル市中央図書館の利用状況調査およびSt.イグナオチオ教会他の視察)

2004年

上海デザインサーベイ

(中国・上海旧市街地区と郊外水郷集落朱家角の町並み調査)