川音郁弥

迷う要因を用いた建築設計

認知の満ち欠けがある都市型キャンパス

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テーマ系統:経路探索 錯視・錯覚

本修士設計は、符号化に関わる迷う要因による空間認知のズレを応用し、実際には迷わずに、認知外の空間が存在し続ける建築設計手法の作成を目的とするものである。建築や都市の分析から迷いの要素、方向、経路、位置、記号の4つが抽出でき、それらに関わる建築的操作から「認知外生成モデル」を作成した。このモデルを全体性が短期間で把握されやすい都市型キャンパスに応用した結果、各階で認知のズレが生じ、各所に認知外の空間が現れ、利用していく中で認知が満ち欠けすることが確認できた。