板部奈津希
地霊を体感する建築
福岡東峰村のシビックプライドを育む小石原自然文化学校
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地方の若年層は、地元の良さを十分に理解出来ず、シビックプライドを育めないままに、雇用・進学・刺激を求めて都会へ出て帰って来ないことが多い。本修士設計は、英彦山の神領内にあり、歴史や伝統的文化があるにも関わらず過疎化の進む福岡県東峰村を対象に、地方小都市を再生するケーススタディーを行った。地霊を感じさせる建築を地域の核とし、住民や若年層が気軽に寄れる場や土地の特徴的な雰囲気・風景のある場所に行かせる仕組みを作ることで、地霊を感じさせて、シビックプライドを育み、若年層に地元で暮らしたいと思わせることが期待できる。