金子嵩宜

虚構性のある建築

実像と虚像の重なりを用いた都市滞在型図書館

 

レモン展出展

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PANEL

あいまい 錯視・錯覚 スケール 光・影・色 明度・階調 仮想境界  間・スキマ 実像 虚像 虚構性 図書館 表参道

 

 本修士設計は、空間に明暗を作る事で透過光よりも反射光を強くして虚像を生み、反射・ 透過面の角度を操作する事で実像と虚像を重ね合わせて隣接した空間へ誘引する方法を提案し、視点により空間認識を分節・拡大させて内部と外部が混じり合う空間体験を可能とした。 本設計方法によって、外部に対し閉鎖的になりがちな機能に対し、実像と虚像を同時 に空間認識させる事で内部と外部との心理的な距離をなくし、都市に対し開放的なリビングのような公共建築をつくることが出来た。