素材加工によるマチエールを用いた設計手法 / SRI5

海外の2000年以降に建てられた煉瓦建築を選び分析しました。

煉瓦の積み方を分類してみると4種類に分類でき、本来の組積造の建て方である隙間なく煉瓦を積み上げたもの、煉瓦に角度をつけ積み上げたもの、ところどころ煉瓦を抜き取ったもの、窓を設けたものです。

角度をつけ積み重ねられた壁は、直射日光が建物内に入ってくることがなく、ふわりとした間接光が入り込み、室内全体が明るくなっている。

一部抜き取られ立てられた壁は建物上部に使われる事が多く、ライトのように上から部屋全体を明るくしている。

窓を設けられた煉瓦壁は、窓以外には開口はなく暗い空間に取り付けられ、一部照らしたい場所がある場に向けて設けられている。


今後は実際に模型を作製し、影の落ち方、入り込み方を分析しようと思います。