素材加工によるマチエールを用いた設計手法 / SRI2

□背景

図面や写真で事前に建築を調べてどのようなものかは理解していたはずだが、実際に建物を見に行くと理解していたものを遥かに超える豊かな体験をした。この体験をつくり出すメカニズムに興味をもった。

 

□建築と空間のマチエール

「現実の建築」のもつ、テキストや図面で「表現された建築」では得られないような空間を「建築のマチエール」と定義する。

その空間は不可視で触知できるものではない。しかし、そこには種々の力の発動が内在している。人間の知覚、光、影、気流、匂、そして音などが、それぞれに感応のシルエットを重層させる。空間は感応のシルエットを重層させたものであり、その要素を「空間のマチエール」と呼ぶ。





 ①凹凸無し


 ②凹凸小

 ③凹凸大

 ④凹凸大+凸凹テクスチャー

スタディ模型をどこにでもある素材で、テクスチャの粗さや色、厚さなどをスタディし、分析し空間と身体性の適正を探っていきたい。   

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    admin (水曜日, 02 9月 2015 01:43)

    全く進んでいない。このままではあと2ヶ月で修士レベルに到達するとは到底思えない。心を入れ替えて仕切り直す。

    論文を探し、本を読む。絞り方としては、素材の「積み方」を調べて見ると良い。煉瓦の積み方には歴史的に相当数の技術があり、最近はコンピューターを使ってロボットが積む技術などもある。また、煉瓦の積み方で新しい建築を作り出そうとしてる建築家も多い。石でも良いが、石はカタチが決まっていないので、考えにくいかもしれない。同様のパターンとして木を積んでいく構法などもある。