地霊を体感する建築-福岡東峰村のシビックプライドを育む小石原文化・自然学校-/ITB21

行者杉の配置:

密に行者杉を立てたところが、行者堂のある方に車が入ってこれないように思わせる境界になったり、役場や道の駅の存在を隠す役目になるように配置し、行者堂からの眺望を妨げないように疎にする部分を考えて配置しました。


行者杉の密度が2〜4mで立っているので、密にする部分はを2~4m感覚で杉を配置。

行者堂が3×3mなので、3を基準として屋根の大きさやコアの大きさを決めました。

道の駅のリデザイン:

赤で囲った部分の壁をガラス張りにして、内からも外からも互いの様子が見えるようにする。

道の駅のレストランからは閼伽井によって行者杉の風景が反射して、自然に囲まれたように食事ができるようにする。


役場のリデザイン:

役場の窓口のエントランスにある村民ホールを檮原総合庁舎のようにまちの人がたまれる場にしたいので、大きく開く扉に変えて開いた役場をつくる。

庇をつけることで、役場内部だけでなく、庇下の外部にもたまり場をつくる。


森林事務所と商工会は既存空家を利用して、診療所と駐在所は利用できる空家がないので新設する。

現在は造成されて崖となっているのを、傾斜にすることで自由に歩き回れるようにします。

石に薄い水をはる閼伽井の部分は平坦になるように設計してどこからでも入っていけるようにします。

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コメント: 2
  • #1

    admin (金曜日, 06 2月 2015 11:05)

    *敷地に斜路は作らない。自然な傾斜のまま。
    *行者堂は、本来は教室ということだろうけど、おそらくアクティブな空間(賑やかな空間)だったのだろう。
    *行者堂のプロポーションやディテールを参考にして、新しい建築を作る。

    *イメージで設計するのではなく、ちゃんと既存の施設を理解した上で、「使える」施設を提案。参考書をよく読む。
    *どれぐらいの学生がいて、どれぐらいの教室が必要か?
    *学生数、教員数、町の人の数。そこからトイレの数や水周りの数が決まる。駐車場の台数も決まる。

    *小松のように近隣の都市部と連携を組む。大学でも良い。
    *小中一貫校と近隣都市の小中学生を引き受ける。小石川宿に滞在させる。
    *最大80人ぐらい泊まれればいい。

    *週末に近隣都市にある小中学校を連れてくる。平日は小中一貫校の分校+生涯学習施設+デイケア施設?



  • #2

    admin (金曜日, 06 2月 2015 11:08)

    *真壁伝承館に納まっているような機能がここにも必要だと思う。
    * 図書館・ホール・会議室・ワークショップ・資料館など、歴史的町並みに必要な地域施設機能が、よくまとめられている。
    *あれも過疎化対策であり、観光対策である。
    *地霊を感じさせる建築でもある。
    *彼らは町並みをサーベイし、そこから見つけた建築タイプを組み合わせて、あの施設を作っている。
    *小石原を勉強して、その地霊をデザインに応用する。
    *行者堂や行者杉やアカイのプロポーションを学べ。コピーではない。素材も学び、デザインも学ぶ。それを応用して設計をする。

    *英彦山に纏わる小石原地霊博物館
    *小学教室棟を三棟。一棟に2学年。中学と生涯学習で二棟、もしくは一棟。
    *特別教室で二棟。図書館で一棟。管理棟で一棟。ホールで一棟。博物館で二棟か三棟。
    *12 から13棟。これにアカイが必要。
    *図書館やホールはアカイ。教室もか。
    *管理棟は多層でも良い。
    *役場から道の駅へ横に回廊を一本作れば、高低差を利用して、全ての施設がつながる。