地霊を体感する建築/ITB14

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旧道を歩行者専用のアスレチック・文化プロムナードにして、歩けるまち環境を整える。

道の駅や役場の集まる公共施設の裏を提案敷地とし、旧道に人が行くようにする。


また、公共施設の裏の旧道からは、施設が視界を遮り英彦山やまちの風景を望むことができない。

視線が公共施設よりも高くなるように道に起伏を付けることで、旧道のどこからでもまちの風景や英彦山を望めるようにする。

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まちをめぐるためのルートと小石原巡回バス(観光バスにもなる)を提案する。

小石原までは路線バスで来てもらうので、乗り換えは公共施設のあつまっている提案敷地(現在役場の部分)で行う。

国道と旧道をつなぐ建築を作る

●大屋根案

●分棟屋根案

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コメント: 1
  • #1

    admin (水曜日, 21 1月 2015 18:51)

    *ゲニウスロキは「土地の雰囲気」や「土地柄」を意味する。
    *事物に付随する守護の霊「ゲニウス(Genius)」+場所・土地「ロキ(Locī)」=場所の特質を主題化するために用いられる概念。

    *ゲニウス・ロキ(地霊)=現代建築において「ある場所の特有の雰囲気」を指す。
    *中村雄二郎「ゲニウス・ロキは、それぞれの土地がもっている固有の雰囲気であり、歴史を背景にそれぞれの場所がもっている様相である」
    *ゲニウス・ロキ=その場所の歴史的経緯や雰囲気、変遷を考慮する必要があるとする考え方。

    *まず小石原における「固有の雰囲気」とは何か?を示す。
    *そして、それがどんな歴史的背景に支えられている様相であるかを説明する。
    *その上で、それを認識させているものをプロットし、その認識を妨げている要因を探る。
    *英彦山と信仰、窯業の歴史、宿場町の歴史はそれぞれ別々の要因であり、それらが組み合わさって「特有の雰囲気」を作り出している。
    *では、それぞれ何を強化していけば良いか?を考える。
    *交通計画や機能はディフェンスとして重要だが、「答え」でない。

    *現在の町を大改造することなく、無駄を省き、最小限の提案で、地霊をより感じさせる空間を出現させること=修士の目的