●地方の衰退を防ぐシビックプライドを生み出すためにすること
雇用や地域に根ざした学校をつくり、まちで日常生活ができ、地域に根ざした教育ができる環境をつくる。その結果、若者がまちから出なくても良くなったり、都会に出ても戻って来られるので、まちと関わる機会が増え、シビックプライドを生まれる。
●タイトル
地方中小都市を若者が出て行かなくても良いまちにする。
-福岡県一高齢化している東峰村における旧小石原小学校窯農業学校化計画-
-福岡県一高齢化している東峰村小石原地区における再宿場化計画-
●概要
地方中小都市は、雇用や学びの場が整っていないため若者が都会へと出てしまい、都市の消滅の危機が迫っている。福岡県一高齢化している東峰村をケーススタディーとして、消えつつある窯業・農業の技術や、神楽の文化を受け継いでいける学校をつくることで、雇用や学びの場ができ、若者が出て行かなくても良いまちとなる。
旧小石原村と旧宝珠山村の関係
小石原地区
●敷地
東峰村旧小石原小学校
東峰村旧旧小石原小学校
●プログラム
窯業学校 佐賀県窯業技術センター(http://www.scrl.gr.jp/index.php)や有田窯業大学校(https://www.pref.saga.lg.jp/web/youdai.html)のような機能
農業学校
神楽の文化を知ったり、練習するための場所
交流館(朝倉市の小石原川ダム建設にあたり、現在旧小石原校舎を利用する話がでているため)
学生や来訪者のための宿泊施設(小石原地区には宿泊施設がないため)
カフェ/コンビニのような店/展望台(丘の上に旧小学校があるので村を望めるため/彦山の門前町でもあったので彦山を望むため)
●住民や来訪者も気軽に入れるような学校をつくる
現在の学校は中で何を学んでいるのかが外から分からないので、土地に根付いた学校であるからこそ、地域に開いた学校にしたいと思いました。
・既存小学校のベランダをテラスにする案
既存の小学校のベランダ部分をテラスのように開放的にして、新風館のようにだれでも歩いていいような空間にする。
新風館/京都
旧京都中央電話局/吉田鉄郎設計を改装、増築してつくられた商業施設
かつての宿場のように住民や来訪者の場となり、宿や店の2階から人の声が聞こえたり、灯りが見えるように、テラスから声や灯りが見える。
●最終イメージ
窯業や神楽の後継者を育成したり、試験を行えたり小石原の至る所で発掘される器を鑑定するような必要とされている人材も育成できる。その結果、雇用を生む事ができるので、若者が外に出なくてもいい環境がつくれる。また、地域に根付いた学校が地域に開いた施設となることで、まちと人が身近な存在となり、更にシビックプライドが生まれやすくなる。
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