■タイトル
見立てを用いた建築
■テーマ
ルビンの壺のように二人の人間が、横向きで向かい合っている影を壺にと、
一つのものから別の様子を見てとらせる「見立て」に興味を持った。
見立てを用いて一つの空間でありながら異なる機能が同じ空間に存在する建築を設計する。
■日本文化における見立て
見立てとはある物の様子からそれとは別のものの様子を見て取ること。
日本庭園:枯山水は玉砂利を波や大海、石を島や蓬莱山を表現する。
落語:扇子、手ぬぐいだけを用い、様々な情景を表す
見立絵
既存建築にみられる機能の重ねあわせを研究する
■敷地
新潟県柏崎市東本町一丁目
本来柏崎の顔である場所でありながら商店街は衰退、市民ホールは移転し
日常生活から距離が生まれてしまっている
■プログラム
人口約9万人の柏崎市は大型商業施設の拡散により市街地空洞化が進んでいる。中心部の本町通りは衰退し中高層施設が存在するが局所集中型の都市構造は変わらず、公共施設も点在し街づくりとの矛盾も生じている。そこで本町通りに市民活動の場複合施設(役所 生涯学習 市民活動の場 図書館)を提案する。異なる機能でも類似する点から見立てることで機能を重ね、また都市に対しても見立てることで街並みと一体となった建築を考える。
プログラム参考(武蔵野プレイス 長岡アルフォーレ えんぱーく)
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