陰からの建築/OTK12

陰からの建築 陰の重なりを用いた都市型の浴場

敷地は3面道路に囲まれ、周辺建築は住宅のスケールによって構成されているため、陰からスタートできる敷地だと考えました。具体的には神宮前4丁目を参考にしています。

 

集報はかけるところまで書きました。

北村家住宅広間で距離感の掴みにくい体験をした。それは日本建築が他の建築様式より軒が深いため、直接光がインテリアに入らず、反射光が内部で複雑に反射、拡散することで陰の階調数が増えている。それを影と呼ばずに陰の重なりと呼ぶ。陰の重なりは陰に濃淡があり、グラデーション遠近法の効果により奥行きを感じる。さらに濃さに差異があり複数の奥行きを感じることで、奥行きを正確に捉えさせず、実際の空間と認識との間に境界のブレが生じる。本修士設計は陰の重なりによって空間に複数の奥行きを作り出し実際の空間と認識の間にブレを感じさせることで、機能によって閉じなくてはならない空間を曖昧に認識させる建築設計を目的とする。

 

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コメント: 2
  • #1

    Admin (月曜日, 16 1月 2012 23:17)

    これは集報とは呼べない。
    集報は梗概の要約。つまりシナリオ。目的だけでなく、手段と結果が示されているべき。だから、基本設計が終わっていなくてはならない。先輩のを見たか?

    やり直し。
    敷地はこれではわからない。

  • #2

    admin (火曜日, 17 1月 2012 17:20)

    画像がよく見えないが、この設計のどこが陰からの建築なんだろう?
    僕には普通の建築に見える。

    また、陰から「浴場」を設計するのではないのか?
    OTKが設計している浴室はただの箱。それでは、普通のスーパー銭湯以下では?
    焦って設計しても、意味がない。

    バルスの温泉のように「浴場」を設計する。そう何度も言ったはず。