陰からの建築 陰の重なりを用いた建築設計
>問題意識はその先。「陰の重なり」とはどういうもので、それから建築を考えていくとはどういう意味なのか?
陰の重なりとは
南画の用墨に積墨法という技法がある。それは淡墨から始め、徐々に濃度を上げて水墨を何度も重ねて濃墨を作り絵に厚みを持たせ立体感を表現する。天井や壁にできた陰の重なりによって境界に厚みができ、境界の認識に心理的な距離が生まれ仮想的な境界を作り出している。
陰の重なりから建築を考えることで、内部で完結しがちな建築に対して内部と外部空間の間に仮想的な境界をつくり開放的に感じながらも内部の機能を維持することができる。
陰の重なりの作成
間接的に光を取り入れる方法から、スラブの位置を変えることで陰の重なりの位置を天井から壁へずらす。
壁の厚みを変えることで、光が入り込む際の間接的にできる光源の面積を減らすことで壁から天井にかけて陰の重なりを作り出す。
プログラム
地方にある浴場は建築面積に対し敷地面積がとても多いため距離ができ周辺からの視線がなくなり開放的にできる。しかし、都市では地方のような敷地面積はとれず内部で完結してしまい周辺環境との関係性を失ってしまう。
陰の重なりを用いることで、内部と外部の境界を曖昧にし内部の機能を維持しつつ外部環境との関係性を持つ都市においての浴場を提案する。
敷地_墨田区/鳩の街通り商店街(東向島一丁目・向島五丁目)
かつて都内、昭和40年代には2700軒近くまであった公衆浴場は、平成に入ってから1000軒も切るまでとなり現在は935軒にまで減ってしまい、銭湯の風景は失われつつある。
墨田区は区の面積に対し現存する銭湯の数が他の区に比べ多く現存しているが、それでも1994年から2011年にかけ73軒⇒38軒に減少している墨田区に減少の歯止めをかける浴場の提案をする。
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admin (木曜日, 15 12月 2011 01:28)
引きこもる癖をやめること。視野が狭くなる原因である。友人に失礼である。B4も困っている。
これでは何も変わらない。
「陰の重なり」の意味を問うている。
*なぜ「陰の重なり」によって境界に厚みができると思うのか?
*なぜ「陰の重なり」によって、境界の認識に心理的な距離が生まれるのか?
*なぜ「陰の重なり」は、仮想的な境界を作り出せるのか?
*なぜ「陰の重なり」は、内部の機能を維持することができるのか?
*「陰の重なりから建築を考える」とはどういう行為で、普通の建築の考え方とどこが違うのか?
この「陰の重なりの作成方法」は、よく理解出来ない。このダイアグラムと文章で分かる人がいるだろうか?OTKは本当に理解しているのか?
*スラブの位置をどのように変えたら、陰の重なりの位置を天井から壁へずらせるのか?
*陰の重なりが壁にきたら、なぜいいのか?
*反射光を調整するためだけに壁の厚みを変えるのか?
*壁から天井にかけて陰の重なりを作り出すことにどんな意味があるのか?
プログラムと敷地は、前回と変わらないか、前回よりも単純。
衰退する銭湯には理由がある。それを解消することなく、ただ浴場を1つ増やすことにどんな意味があるのか?
これでは今日のB4の発表以下。大学に来ないから、それすらも分からない。自分のことしか考えられない人に、公共施設が設計できるはずがない。