■タイトル
軽やかな建築
>他の表現とどこが違い、どこが同じなのか?airyとの違いは?lightlyとの違いは?
■軽やか(形容動詞)英(light/lightly/airy/)
物や動作がいかにも軽そうなさま、軽快なさま。
実際には軽くないものや動かないものが、軽そうに見えたり、揺らめいているように感じることを感じたりすること。
■違う点
lightly(副詞)_物量や程度の軽さ/軽率な態度/陽気に
airy(形容詞)_はかない/空気の/軽薄な/気がつかないほどの重さ/非現実的な/
■関係しているかもしれない表現
light_光や明かり/〈芸術作品が〉肩のこらない, 娯楽的な, 軽い
lightly_力を入れずに/そっと
airy_風通しの良い
>*客家に軽やかさがあるとするならば、それのモデルは作成可能か?
前回までと言ってることが異なるのですが、客家は「軽やかな建築」とは真逆の関係にあると考えるようになりました。
客家は見た目が重く、防御のために重心を下げて安定/不動の状態を作り出しています。
客家を分析/モデル化していくことで、軽やかな建築を逆説的に証明していくのも一つの方法かと思っています。
>*カンポ・バエザ/五十嵐淳/谷口吉生は、本当に軽やかか?白いだけでは?
白いだけで軽やかではなったです。
ただ外観は軽そうには五十嵐淳の風の輪/House Oのプランはリズミカルに空間が変化している点においては軽やかだと思いました。
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タイトル
軽やかな建築
1_生け花に見られる軽やかさ
生け花は、アンバランスなバランスによって、花材そのものの重さや重力を感じさせない軽やかさがある。
本修士設計は、実質的な重さや動きによらない、「建築空間における軽やかさ」を研究することを目的とする。
2_軽やかさとは
■重さを偽ったプロポーションやバランス
生け花/クラシックバレエのトワンポ
■反復による軽やかさ
リズムの変化/移り変わる日本の都市
■崩しによる開放感
デニムのロールアッフ/エアリーヘアー
■線を強調させるディテール
iphon 3gs/浮世絵
3_既存建築における分析
■重さを偽ったプロポーションやバランス(敷地への立ち方)
アトリエ・ビスクドール/前田圭介
桝谷本店/平田晃久
1111 Lincoln Road/ヘルツォーク&ド・ムーロン
豊島美術館/西沢立衛
■変化のあるリズム/反復
house o/五十嵐淳
軽井沢・追分の家/K+Sアーキテクツ
■重厚感を誤摩化したディテール
エアーハウス屋根部分/三分一博志
間の門/五十嵐淳
馬頭広重美術館/隈研吾
■外部/外気との関係
回廊の家/手塚建築研究室
house A/西沢立衛
石の美術館/隈研吾
コメントをお書きください
admin (火曜日, 04 10月 2011 22:56)
・・・(×_×)
辞書を引いて欲しいわけではないし、希望を聞きたいわけでもない。
修士設計のテーマ発表に向けたシナリオを「論理的」に書く。
これではB4以下。
今日中に書き直し。
東海大学大学院建築学専攻吉松秀樹研究室 (水曜日, 05 10月 2011 06:48)
タイトル
軽やかな建築
1_生け花に見られる軽やかさ
生け花にみられる、花材そのものの重さを認識させない「軽やかさ」に魅力を感じた。
本修士設計は、実質的な軽さや動きによらない、「建築における軽やかさ」を研究することを目的とする。
2_軽やかさのメカニズム
「軽やかさ」とは物や動作がいかにも軽そうなさま、軽快なさまという意味である。
生け花の場合は実質的な軽さや動きによるものではなく、視覚によって、軽そうに見えたり、動いているように認識している。
■アンバランスなプロポーションによる重さ/重力の偽り
生け花は、天地人を基本としたアンバランスバランスな関係性によって重心をずらし、花材の重さ偽っているのに対して、フラワーアレンジメントでは、上下左右のバランスを整え、重心の位置を中央に保つことで安定した状態を認識させているため、どっしりとした重さを認識させる。
■引き算による線(エッジ)の強調(引き立てる)
生け花では、無駄な要素を省きとり、線の美しさを主張する引き算の芸術であるため、全体のボリュームが透化し曖昧になものになっている。
逆にフラワーアレンジメントは、花材を足していきながらバランスを整え、面の美しさ主張する足し算の芸術であるため、全体のボリュームははっきりとして不透明である。
■リズミカルな配置
生け花は、アンバランスバランスを構築することや、植物全体が主役になり得るため、花材の配置のされ方は不均質で多種多様であり、リズミカルな配置となっているのに対し、
フラワーアレンジメントでは、花が主役であるため、ひとまとまりのボリュームが形成され、花材同士の間隔が均質で一定リズムで配置されている。
3_既存建築における軽やかさ
生け花に見られる軽やかさの要素を「重さを偽るアンバランスなプロポーション」、「引き算によるエッジ強調と輪郭の曖昧化」、「リズミカルな空間の変化や配置計画(外部空間や周辺との建築の関係性)」とし、既存建築を分類した結果、これらをすべて用いて、建築全体を軽やかにしたものはなく、また平面的な展開に留まっている。
4_展望
既存建築から軽やかな要素を抽出、モデル化し、組み合わせや融合を検討する。他方向に視線が抜けるのにも関わらず、シークエンシャルで体験としても軽やかな建築を展開していく。