都市の許容深度による街路特性の奥深さの記述/SIK2

■タイトル

都市の許容深度による街路特性の奥深さの記述

都市の許容深度を指標とする街路景観の奥深さの記述

都市の許容深度を指標とする都市イメージの記述

 

■研究の背景と目的

*都市の印象と認識

複雑な都市における認識は、すべての情報を受容することが難しく、見ることのできる情報の取捨選択を行い、都市を断片的に、記憶、認識していると考えられる。

 

*ボケ画像(被写界深度)と低解像度認識

街路景観において、すべての位置を把握、認識するパンフォーカスな状態ではなく、おおよその位置を把握、認識している、ボケ(ソフトフォーカス)な状態である。しかし、都市で人々がどこにピント(焦点)を合わせているかの特定をすることは難しいため、カメラ用語の焦点の合う領域を意味する「被写界深度」に習い、都市においてのピント(焦点)を合わせることのできる範囲を「都市の許容深度」と定義する。

 

*目的

本研究は、街路景観における「都市の許容深度」に着目し、街路景観の奥深さを、漠然とした街路特性を明らかにし、記述することを目的する。

 

■既往研究

前回の書き込みと変わらないため、省略。

 

■手法の検討

1.水平的に都市の許容深度を記述

人間の視覚の特性に関する以下の説より

人間の眼は"ほぼ60度"の頂角を有するコーンを視界とする。

人の顔を認識できる距離を人間のヒューマンスケールとし、その距離は70~80フィートである。に着目し、「頂角60度、奥行き24m」とする。

都市におけるシーン景観を平均的に捉えるため、街路分岐点を軸に、分岐点から放射状に24mの線を引き、その総量の差異を求めていくもの。

 

2.depth mapを作成

アイレベルから焦点距離を一定にし、ピントの合う範囲をdepth mapを描き、表現するもの。

観察点からの距離を導き出すもの。

などを検討しています。

 

■参考文献

追加文献のみ記入

森紀久、伊藤恭行、上野淳著「建築空間の記述方法に関する研究-視覚コーンを用いたシークエンス空間の記述-」日本建築学会大会 学術梗概集1995年8 月

伊藤恭行、近藤裕幸、飯塚拓生著「街路景観の水平・垂直性に関する研究-コンピュータ画像処理による都市景観の研究その1-」日本建築学会計画系計画系論文報告書 第441 号・1992 年11 月

松本直司、日比淳、磯和孝史、甲村和三著「折れ曲がり街路空間における期待感最大位置とその強さについて-街路空間の期待感に関する研究-」日本建築学会計画系計画系論文報告書 第589 号・2005 年3 月

 

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コメント: 3
  • #1

    admin (水曜日, 28 9月 2011 01:19)

    言葉が曖昧で進まない。

    「都市の許容深度」とは誰が何を許容するのか?何の深さなのか?
    {街路特性の奥深さ」とは何か?
    「街路景観の奥深さ」とは何か?どう違うのか?
    「都市の許容深度を指標とする都市イメージ」とはどんなもので、なんの為に描くものなのか?

  • #2

    admin (金曜日, 30 9月 2011 16:35)

    「折れ曲がり街路空間における期待感最大位置とその強さについて-街路空間の期待感に関する研究-」のように、何を目的として、何を調べるのかを絞る。
    この論文も何を期待するのかはこのタイトルでは不透明。

    *ここに書かれている手法は、どこから見ている話なのかが混乱している。
    *まず、上から見たもの(地図)で路地の深度を計測してデータ化し、それを記述する方法を考える。中間でここまでも行けないはず。
    *上記が完全に詰められたら、その上でアイレベルを考え、付き合わせて考察する。

  • #3

    admin (金曜日, 30 9月 2011 16:36)

    インドも実験に入れられるかもしれない。