軽やかな建築-内外を緩衝する狭山無宗教庭園-/KMMR

書き込みが遅くなり、すみませんでした。

修士テーマを書き込みました。

ご指導よろしくお願いします。

 

■タイトル

本題

1_軽やかな建築

2_Airy Architecture

 

副題

内外を緩衝させる狭山無宗教庭園

 

■テーマ

建築を勉強して行く過程で、建築家がよく口にする「軽やかさ」という表現に興味をもった。

実質的な軽さではなく、心理的、体感的な軽さをもつ建築が、どのような仕組みによって創造されているのかを分析し、建築設計に応用することを目的とする。

 

■研究内容

軽やかさをもつ建築を、建築家の証言や実体験をもとに選定する。

さまざまな建築空間を、内外の関係、形状、素材、構造、空間のプロポーション、光影、配置計画、の観点から分析分類し、モデル制作によって再現性を検証する。

 

■プログラム

無宗教庭園+野外劇場(屋根あり)

日本庭園のように内外が主従関係にあり、時間や使用用途によってプログラムが変化する建築。

早朝や未使用時は庭園(龍安寺のような居場所を提供する場)とするが、使用用途によって小規模の舞台劇場やウエディングプレイス、和の道教室、ギャラリーとしても機能する。

 

■敷地

敷地1_県立狭山自然公園/所沢航空公園野外ステージ立て替え

大自然(敷地)全体を建築と捉え、自然と建築の境界を緩衝させる建築を提案。

サイクリング、ハイキングコースのビューポイントに隣接し、周辺の住民や観光客に居場所を提供する。

 

敷地2_渋谷区代官山NTT社宅跡地(卒制同様)

都市空間のなかで様相の違う場所を緩衝させる「ろ過媒体(filter media)」としての建築を提案。

 

 

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コメント: 3
  • #1

    admin (月曜日, 05 9月 2011 17:02)

    うーーん。これもひどいがOTKよりはまし。だが、以前B4の卒制テーマレベル。
    これも院生らしい「切り口」がない。雰囲気だけ。雰囲気やイメージでは卒業出来ない。

    軽やかな建築-内外を緩衝する狭山無宗教庭園-
    *「軽やかな」という表現に着目したのは良い。これはairlyと同じなのか?違うか?
    「軽やかなプラン」「軽やかな設計」とはどういう表現か?
    *無宗教庭園って何だろう?普通の公園も公営の霊園も全て無宗教だが?
    *プログラムには提案性を感じない
    *敷地はよく知っている場所なら良いが、あまりに大きすぎるのではないか?テーマと合わないのでは?
    *軽やかな建築が相応しいプログラムと立地を考える。

    これもあと半年で卒業できるとは思えない。
    以前も言ったが、B4の時の方が楽しそうだった。今は辛そう。辛いなら、やらなくても良い。
    今年は、生け花の時が一番楽しそうだった。隧道も。ああいう感じとこだわりが欲しい。

  • #2

    KMMR (土曜日, 10 9月 2011 20:00)

    書き込みが遅くなりすみません。
    まだシナリオになりきっていないのですが、答えれる範囲で書きました。
    よろしくお願いします。

    >これも院生らしい「切り口」がない。
    「軽やかな空間体験」として客家土楼を切り口にします。
    外観の重厚な印象とは異なり、門をくぐった瞬間に体がスーっと浮くような体験をし、
    また、中庭では使われ方や内外の関係が流れるように移り変わる状況を目の当たりにしました。
    これは日本家屋のもつ「軽さ」とは異なる体験でした。
    そこで、建築空間における軽やかさは、実質の重さとは違う要素が強く影響しているのではないかという疑問をもち、客家土楼を「軽やかさ」という視点から分析します。
    分析の内容
    ・空間構成
    ・外観と内観のズレ
    ・内外の関係
    ・配置計画

    >これはairlyと同じなのか?違うか?
    
軽やか=airyもしくはlightです。
    ただ、エアリーヘアーやエアーチョコなどの密度関係を示す日本語の『エアリー』とは違います。
    軽やかなリズムなどと言うように「軽やか」とは、「動きや変化によってつくりだされる状態」で動的な意味をもった言葉だと解釈しています。
    それに比べると「軽い」は、動きや変化のないものに対して用いる言葉だと思っています。

    >「軽やかなプラン」「軽やかな設計」とはどういう表現か?
    ・壁や柱で空間を仕切っていくのではなく、気積を用いて空間と空間の隔て方/繋げ方を考えていくこと。
    ・プランだけではわからない余剰空間。
    ・内外の曖昧さ=閉じることと開くことが表裏一体の関係になるような設計。
    まだ良く理解出来ていません。

    >軽やかな建築が相応しいプログラムと立地を考える。
    検討中です。
    三年の設計論でやった、ケアハウスの課題のように、社会的にネガティブ(精神的に重い)で隔離されているものや機能的に閉じなければならない施設を考えています。
    なので敷地も自然のなかではなく都心の密集地にしようと思います。

  • #3

    admin (金曜日, 16 9月 2011 12:02)

    客家土楼が「軽やか」?
    それが外観と内部空間とのギャップにあるのなら、エアーチョコの新食感と同じなのか?

    「軽い」ではなくて、「軽やか」を考えるのは面白いし、それのベースは客家にあるのもいい。
    「軽やかな」は、いかにも軽そうなという意味。lightly。
    つまり、軽そうに見えることが大事。もともとairlyもそうだったのでは?

    プログラム的に開放を目指すようなものではなく、本当に軽やかな建築を作ればいいと思う。
    それが出来るのなら。